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気付いてあげて!大切な家族のうつ病シグナル

 2016/10/07 うつ病 この記事は約 15 分で読めます。 1,019 Views

「他人事じゃないと言われても、うちの子供はうつとは無縁そうだけど…」

「旦那は少し疲れているみたいだけど、うつ病って若い子の話でしょ?」

うつ病というと根性のない若い子の病気だと思っていませんか?

実は、うつ病の患者数が最も多い年代は40代なのです。

つまり、私たちにとってうつ病は他人事ではなく、もしも旦那さんが疲れているようであれば要注意です。

一家の大黒柱である旦那さんがうつ病になってしまうと、大変ですよね?

もしも旦那さんに「言われてみれば様子が変かも…」というところがあれば、うつ病の症状が悪化して病院に行かなければならなくなる前になんとかしたいでしょう。

うつ病の治療というと「薬を飲み続けなければならない」というイメージがあるかもしれませんが、必ず薬を飲むわけではないのです。

うつ病は幸せを感じたときに分泌される幸せホルモンが減少してしまうことが原因のひとつであり、うつ病の薬にはこの幸せホルモンが増えるようにする効果があります。

そのため幸せホルモンの減少が深刻になる前、つまり軽度のうつ病の場合はカウンセリングなどで改善が見込めますし、そもそも病院に行かなくても本人の努力、あなたなどの家族や周囲の協力により治る可能性もあります。

うつ病と診断されてしまうと生命保険の加入が難しくなりますし、周りの偏見も怖くなってしまいます。

そこでそもそもなんで40代にうつ病が多いか、うつ病と診断されたときの注意点、そして近くにいる家族だからこそ気付くことのできるうつ病の兆候を紹介します。

 

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40代は男性も女性もうつ病の患者数が最も多い

「自分達がうつ病になりやすいというのは信じられない…」

「何で40代がうつ病になりやすいの?」

厚生労働省の患者調査(2014年)によれば40代の男女で最もうつ病患者が多いということなのですが、これまでのうつ病のイメージからすると「なんで?」と思う人は多いでしょう。

自分達が若い頃にはうつ病なんていって休むことは出来なかったし、どんなに辛いと思っても乗り越えてきました。

とても最近の若者よりもうつ病になりやすいとは思えませんよね。

私たち(40代女性)にうつ病が多い理由についてはこちらにまとめていますので、気になった方はどうぞ

【貴女は大丈夫?】40代女性が最も多いうつ病の簡単にできるチェック法【自分で診断】

簡潔に言うと、更年期障害と介護の不安などのストレスが合わさることでうつ病になりやすいということです。

では40代男性にうつ病が多いのは何故かを紹介します。

 

40代男性にうつ病が多い2つの大きな要因

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40代になると会社で責任重大な立場になる

「上司が無理を言ってきて、部下が不満を言ってくる…どうしろと」

「同期のあいつはエリートコースまっしぐらなのに俺ときたら…」

40代というと、たくさんの部下を持ち立場が上になってきていても、上司もそれなりにいる「中間管理職」となる人が多いでしょう。

中間管理職はイメージ通り上司の無理難題部下からの不満に挟まれたストレスを感じやすい立ち位置です。

長く勤めてきた会社であれば上司も部下もある程度コミュニケーションはとれているので、コミュニケーション面では比較的何とかしやすいかもしれません。

しかし転職が珍しくなくなった現在では、上司、部下とコミュニケーションがあまりとれていないまま上司、部下の関係になるので、ストレスがたまりやすいのです。

「本当かなぁ…」と思うのであれば、試しに旦那さんに聞いてみるといいでしょう。

お酒を飲んでもらいながらの飲みニケーションで、職場の愚痴を聞いてみれば、中間管理職として苦労しているかどうかはすぐに分かります。

「上司が無理難題を押し付けてくる…」

「部下の教育が出来ていなくて当たり前のことも出来ていない…」

というような、愚痴がグチグチと出てきたら要注意です。

また、板挟みのストレス以外にも、同期の中での自分の位置についての愚痴も出てくるかもしれません。

ずっと同じ会社に勤めていると、当然ですが同期の中でもポジションに差がついてきます。

大きな会社であればあるほど出世レースの結果が分かってきて、自分より上にいる同期に嫉妬してしまうこともあるでしょう。

このような会社でストレスを感じやすい立場にいること、同期との差が明確に分かってしまい劣等感を感じやすいという環境が、うつ病になりやすい要因のひとつとなります。

 

男性にも更年期障害がある

「旦那が最近イライラしやすくなっている気がする」

「旦那が風邪を引いているわけでもないのに汗をかいている…」

更年期障害と言うと「女性特有の病気」というイメージを持つ人が多いと思いますが、男性も更年期障害があります。

女性の場合は女性ホルモン(エストロゲン)が少なくなることが原因ですが、男性の場合は男性ホルモン(テストステロン)が少なくなることが原因です。

男性の更年期障害でも女性の更年期障害と同様な多汗やほてり、疲労感等の症状があります。

また中年太りという言葉があるように、筋肉の低下やメタボリックシンドロームにもなりやすくなります。

中年太りは更年期障害かただ生活習慣が悪いだけか見分けがつきにくいですが、ヒゲが伸びなくなるといった症状もあるので、休日でヒゲを剃らない日があれば、昔よりもヒゲの伸びが悪くなっていないかをみてみるのもいいでしょう。

この更年期障害でストレスを感じやすく、イライラしやすくなるのもうつ病となりやすい要因です。

 

このように、ストレスと劣等感を感じやすく更年期障害で体調的にもイライラしやすいという環境が、40代男性がうつ病になりやすい原因ということになります。

誰かに愚痴をいえず溜め込んでいるようであれば、話を聞いてあげて溜め込まないようにさせてあげる方がいいでしょう。

 

うつ病での受診の重要性とデメリット

うつ病も初期治療が早期完治への近道

うつ病に限らずどの病気でもそうですが、早期発見、早期治療が早期完治への近道です。

 

例えば糖尿病は、健康診断の結果が悪くなってきた段階で生活習慣を治せば糖尿病と診断されなくて済む可能性が高いです。

改善が出来ずに糖尿病と診断された後でも、初期であれば食事療法、運動療法で対応が出来ます。

しかし初期の段階で病院に行かない、病院に行っても食事療法、運動療法がきちんと出来なかった場合には、薬を飲まなければならなくなります。

うつ病の場合には完治もしますし、薬も飲まなくてもよくなることが多いですが、糖尿病の場合は薬を飲み続けなければならなくなります。

 

うつ病も症状が出始めた段階で対応が出来れば、病院に行かなくても済む可能性が高いです。

2週間ほど症状が続いたり、悪化するといったことを目安に受診すれば、服薬せずに、カウンセリングなどで完治できる可能性が高くなります。

しかし「うつ病と診断されたくない!」と放置してしまうと、その後悪化してしまった場合に薬を飲んだり、長期休職などが必要になってきてしまうほど悪化してしまう危険性があるのです。

 

というように、うつのシグナルがでたときに自分たちで何とかするか、出来なければうつの症状が悪化する前に病院に行くことが重要になります。

しかし、実際に病院に行こうとなると、「俺はうつじゃないから行かなくていい!」と本人に拒否をされたり、保険で気をつけなければ行けない点があるので、受診のハードルはいまだに高いのです。

 

うつ病で病院に受診をする上でのハードル

 

うつ病に対する偏見への恐怖

「うつ病なんて根性が足りないだけだ!」

「俺は若い頃辛いことがあって血を吐いたこともあるけどやり抜いたんだ!」

一昔前は

うつ病=甘えているだけ

というのが世論のようになっていましたが、現在では病気としての認知度は高くなっています。

 

しかしそれでも「俺の頃は…!」という考え方の元、「根性が足りないだけだ!」強い偏見を持っている人も多くいます。

もしかしたらあなたの旦那さんもそのような偏見を持っている人の可能性もあります。

 

2番目の「俺は吐血したけどやり抜いた」というのは実際に私が電車の中で聞いた中年会社員の武勇伝で、それを聞いたときは少々引いてしまいました…

残念なことに、身の回りにうつ病に対する偏見を持った人がいないと断言できる人はほぼいないでしょう。

そうなると

・周りから「根性が足らん!」などと罵倒されてしまうのではないか?

・自分が「根性が足らん!」と一喝しているのに自分がうつかもなんて言えるわけがない!

と、周りからの偏見、自分自身の偏見によってうつ病であることをかたくなに認めたがらなくなってしまうのです。

 

治療期間の長さ

「うつ病って診断されたら仕事を休職しなくちゃいけなくなるんじゃ…」

「うつ病になったら首になっちやう…」

うつ病を治す為にはかなり長い時間が必要で、インフルエンザのように1週間休めば大丈夫!というものではありません。

場合によっては1年、2年の通院が必要になりますし、職場にうつの原因があるようであれば休職も必要になってきます。

長期間の通院は医療費がかさんでしまいますし、休職期間が長くなれば復帰が難しくなることも多いです。

また、この休職などが原因で職を失ってしまうこともあります。

 

生命保険の加入が絶望的になる

「保険の見直しに行ってみたら、うつ病診断されている人は加入出来ないといわれた…」

「生命保険を確認したら独身のときに加入したもので今となってはこれじゃ意味無い…」

保険は健康な人が加入することが条件になっているため、病気になっている人はそもそも加入出来ないか、保険料が高額になってしまいます。

そしてうつ病と診断された場合、ほぼ全ての生命保険が「完治から5年間」経過が加入のための条件となっています。

「もう生命保険加入しているから大丈夫でしょ」

と思っている方は、その保険がいつ契約したものか確認してみて下さい。

「これ独身の頃に契約したやつだ…」

という人は条件自体が今と合わない可能性もあります。

10年前など、もう結婚していて、家庭の状況自体は今と変わらないという場合にも、今の環境とは合わなくなってしまっていることもあります。(そのための保険見直しなのですが…)

例えば昔は怪我や病気で入院した場合は、長い入院期間が必要でした。

その費用を保険でまかなう意味合いが強かったので、入院で保険が支払われるためには5日以上など、ある程度の入院期間が必要でした。

しかし医療技術の進歩や時代の変化によって、現在は重い病気の手術であっても入院期間が短くなっています。

そのため10年前の生命保険のままでは、手術をして入院をしていたとしても、入院の日数が足らずに保険が支払われない可能性があるのです。

このように、保障内容などで昔の保険のままでは損をしてしまうことがあるので、生命保険は定期的にメンテナンスが必要になるのです。

しかし多くの生命保険は完治後5年経過するか、健常人と比べて保険料が跳ね上がっている保険にしかは入れなくなります。

そのことがネックになって、病院に行きたがらない場合もあります。

 

更に加入できない保険は生命保険だけではありません。

住宅ローンにも入りにくくなってしまいます。

住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険(団信)という保険も同時に加入しなければならないものがほとんどです。

そしてうつ病になってしまうと生命保険だけでなくこの団信も加入出来なくなってしまうので、通常の住宅ローンはほぼ組めなくなってしまうのです。

団信に加入しなくて済む住宅ローン、教育ローン等の場合、自身がこの世を去ってしまえば残された家族に残った負担を負わせてしまうことを考えると、ローンを組むことも二の足を踏んでしまうでしょう。

 

家族だからこそ気付けるうつ病の初期症状

これまでで説明したように、うつ病と診断されると困ってしまうことが増えるので、中々受診に踏み込めなくなっている方も多いのです。

そこで受診の前の段階、うつ病の前兆が見つけることが重要になります。

旦那さんにこのような兆候がないかを、確認してみて下さい。

 

見た目から分かる兆候

  • 常に辛そうな表情を浮かべている
  • ため息が増えてきた
  • ほぼ毎日疲れており、元気がない
  • 異常にハイテンションになったり、かと思えば酷く落ち込んでいる
  • 食欲がない、又は昔より大食いになった
  • ヒゲを剃らなくなったり風呂に入らなくなる等容姿を気にしなくなった

 

会話で分かる兆候

  • 話していると泣くことがある
  • 考え方がネガティブになり消極的、悲観的な発言が増えた
  • 良い夫、親では無いと自分を否定する発言がある
  • 会話をしていても言葉が少なくなった
  • 情緒不安定で愚痴をこぼすことが増えてきた
  • 考え込んだり言葉が詰まる等、話の流れに思考が追いついていない、又は昔より落ちてきた

 

行動からわかる兆候

  • トイレに頻繁にいくようになる、逆にトイレに全くいかなくなる
  • 好きなグループの音楽やいつもは観ている野球中継等を見なくなった
  • ゴルフやドライブ、登山等趣味の娯楽活動をしなくなった
  • 夜中でも寝れていない(不眠)、又は朝起きてこない(過眠)
  • トイレにこもる回数が増えた、又は最近トイレに行っている姿を見ていない
  • 遅刻、早退、欠勤が増えてきた
  • 食事等の動作にキレがなく緩慢になってきた
  • ぼーっとしていることが増えた

 

いかがでしょうか?

当てはまるものがあるのであれば、既にうつ病になりかけてしまっているかもしれません。

「私にカウンセラーの真似事なんて出来る気がしないんだけど…」

と思うでしょうが、あまり難しいことは考えずに、これから紹介する気をつけて欲しいことに気をつけて、話を聞いてあげるだけでもいいのです。

 

うつ病かな?の段階で生活改善!

うつ病になりかけてしまっていると思ったら、家族としては何とかしてあげたいですよね。

そんなときに、このようなことをしてしまうと、うつ病にならないようにするのではなく、うつ病への最後の一押しをしてしまうことになるかもしれませんので注意しましょう。

 

励ますことは追い詰めること

「頑張れ頑張れ絶対出来る!諦めんなよ!」

テレビ番組でたまにみるようなこういう応援の言葉ですが、これは絶対にやってはいけません。

ヒビが入った骨をハンマーで何度も叩いているような、ナイフで刺されてしまったところに塩を1kg流してもみ続けるような、ほぼ確実にトドメとなる行為です。

うつ病になりやすい人は真面目で頑張り屋であることが多く、「こんなに頑張っているのに出来ない自分は駄目なやつだ」自分を責めていることがほとんどです。

そのような人に「頑張れ」と励ますのは、当人からすれば「お前は頑張りが足らない、だからこんなことも出来ないんだ」と責めてきているようなものです。

うつ病予備軍100人を松岡修造さん、アニマル浜口さんと同じ空間に居させた場合、そのほとんどがうつ病患者となるでしょう。

 

旅行で気分転換!というのも逆効果の場合が多い

「不平不満は飲んで騒げば無くなる!」

「景色のいいところに旅行に行って忘れよう!」

気分転換といえば旅行、宴会など色んな景色を見に行ったり、騒いだりというのが鉄板でしょう。

しかし、その理由として「あなたの為」というのがわかりやす過ぎると逆効果です。

うつ病になりかけているほど考え方がネガティブになっているので、「自分のためにこんなことをさせて申し訳ない…」と罪悪感を感じてしまうことがあるからです。

もしも何かの会を開くのであれば、別の理由で誘って、話をしながらねぎらうようにしましょう。

うつ病の症状に疲労感もあり、あまり盛大な会にしてしまうと余計疲労困憊になってしまうこともあるので、注意しましょう。

 

大事なのは話を聞いてあげること

「最近元気がないけどどうしたの?」

特に特別な会話方法やカウンセリング技術は必要ありません。

話をする機会を作って、話をするまで待って、話を聞いてあげるだけでいいのです。

このとき注意して欲しいのは、「否定をせずに話を聞く」ということです。

普段誰かの話をさえぎって自分の話をしてしまっていたり、「それは違うんじゃないの?」否定をしてしまう人がいますが、これは話を聞くとは言えません。

まずは聞く側に回って、あいづち以外では口を挟まないようにしましょう。

あいづちは話す側も「聞いてくれている」と実感することが出来るので、適度にあいづちをうつようにしましょう。

話を聴いて、その言葉を否定せずに理解してあげるだけで心の支えとなる事は出来るのです。

 

2週間経過しても様子が変わらなければ病院へ

「話を聞くようにしてから2週間以上経つけど、どんどん酷くなっている気がする」

話を聞くようにしてしばらくしても様子が変わらない、悪くなっているようであれば、迷わず専門家に相談しましょう。

受診をためらっている間に症状が悪化してしまうと、うつ病の完治はどんどん難しくなってしまいます。

旦那さん本人は受診をためらうと思いますが、早くよくなる為にも受診は必要になってきます。

 

まとめ

いかがでしたか?

うつ病の可能性を感じた場合はとにかく話を聴いて、旦那様の心の中に溜め込ませすぎないようにしましょう。

男性は女性と比較して心に溜め込み過ぎる性質を持つようなので、会話をすることで溜め込んでいるものを吐き出させてあげるようにすることが重要となります。

もし受診することとなった場合に、うつ病の薬を処方されることがあるでしょう。

よほど酷いヤブ医者でない限りは、薬は必要であるから処方されるのですが、そのときの心構えとしては「薬で治っていると思い過ぎない」ことです。

あくまでも抗うつ薬はうつ病を治すためのきっかけのひとつであり、実際にうつ病を治すためには別のことが重要となります。

その点をまとめた記事がありますので、良かったらご覧ください。
うつ病は薬に頼らないで! うつを根本から治す為の5つの方法

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