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たかが高血圧と思ったら… 思った以上に危険な高血圧の症状と対策

ヘルスケア この記事は約 10 分で読めます。 301 Views

40代で高血圧を患っている人はどれくらいいるかご存知ですか?

厚生労働省が発表した2014年の統計結果によると、40代で高血圧(Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度合計)患者の割合は19.7%、50代では34.9%となっています。

ここだけみてまだ40代になったばかりの方は「まだ40代だから大丈夫」と安心するかもしれませんが、その認識は間違っています。

 

実は30代の高血圧患者の割合は9.3%程度であり、40代になると高血圧患者数が2倍以上に跳ね上がっているのです。

男性と女性で患者数の割合は異なりますが、30代女性と40代女性では2倍どころではなく、3倍近く跳ね上がっています。

このように40代になったら自分の生活習慣を見直し高血圧にならないための予防をすることが重要になってきます。

そこで今回はそもそも高血圧とはどのような病気なのか、高血圧になりやすい食生活、なりにくい食生活を紹介します。

 

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高血圧は40代で一気に増える

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冒頭で記載したように30代と40代では高血圧患者は2倍以上増えます。

30代で9.3%、つまり10人に1人程度の割合だった高血圧が40代は5人に1人程度(19.7%)50代に至っては3人に1人(34.9%)になってしまいます。

高血圧と聞いて男性の方が多い印象を持つ方は多いと思います。

実際に40代男性の高血圧患者の割合は28.2%、女性の割合は15.4%と男性の方が多く、この傾向は30代、50代でも変わりません。

 

しかしだからといって安心は出来ません。

30代男性の高血圧患者の割合は16%、女性は6%でありやはり男性の方が多いですが、30代から40代になった際に男性は7割増し程度であるのに対して女性は2.6倍も上昇しています。

総数は男性の方が多いですが、新たに高血圧となる人の割合に関しては女性の方が高く、生活習慣を見直し高血圧の予防をする必要があるのです。

 

高血圧は自覚症状の少ない「サイレントキラー」

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高血圧と聞いてまず「血圧が高い」という症状は直ぐに出てくると思いますが、その結果どのような症状がでてくるのかご存知の方は少ないでしょう。

そもそも高血圧は「寒気がする⇒風邪かな?」というような特徴的な自覚症状がありません。

その上高血圧と言う病気に対して危機感を持っている人は少なく、血圧が高いからってたいしたことはないと思っている方も多いでしょう。

 

その為気付かぬ内に発症し、気付かぬ内に進行し、「おかしいな」と体調不良に気が付き受診したら命に関わる状態だった…

という事になりやすい病気であることから、サイレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれる病のひとつです。

他には糖尿病等の生活習慣病もサイレントキラーと呼ばれており、サイレントキラーの治療には定期健診による早期発見が重要となります。

 

高血圧の自覚症状を見逃さないで!

これといった特徴のある自覚症状のない高血圧ですが、自覚症状が完全にないわけではありません。

頭痛や耳鳴り、肩こり腰痛に動悸、むくみや鼻血に多汗といった症状が高血圧の自覚症状なのですが、これらの症状がでても疲れであったり姿勢であったりと、高血圧と結びつける前に自己完結してしまうのでなかなか受診しません。

 

めまいは低血圧だけに起きる症状じゃない!

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皆さんめまいがした時に、まずどのような病気を想像しますか?

多くの人はめまいという症状を低血圧と結びつけるでしょう。

実際に低血圧の方は自覚症状にめまいがあります。

しかし、めまいは高血圧の自覚症状でもあるのです。

 

このようにして高血圧の自覚症状は他の病気や疲れ等の自覚症状であると間違えられてしまいやすいので、早期発見が難しくなってしまうのです。

 

高血圧を放置すると…

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心臓は血管を通して血液を体中に送る為に常に動き続けていますが、高血圧とは血液が流れる際に血管にかかる圧力が高い状態を示します。

血圧は心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と毛細血管を流れる血液の抵抗(末梢血管抵抗)でほぼ決定され、高血圧であるということは血管内での血流が悪くなっているか心臓が送り出す血液量が多い、又はその両方であるという事になります。

高血圧により常に高い圧力が血管に加わっていると、血管は硬くなってしまい「動脈硬化」になります。

 

動脈硬化になると血管はしなやかさを失い、抵抗が強くなるため心臓に更なる負担をかけてしまいます。

更に血管が硬くなると傷がつきやすくなり、その傷の部分にコレステロール等が沈着し血管が狭くなります。

そのまま沈着が進んだ結果その血管が詰まってしまったり、沈着して出来た塊が剥がれて血流により細い血管を詰まらせてしまいます。

脳の血管を詰まらせてしまえば脳梗塞が、心臓の血管が詰まってしまえば心筋梗塞や狭心症といった大きな病気に繋がります。

 

脆くなった脳の血管が高い血圧により破れてしまえばくも膜下出血になってしまうこともあります。

心臓が送る血量が増え負担が増加した状態が続くと、心室等の心臓の壁が厚くなり心肥大となってしまいます。

この心肥大が起きてしまうような負担が心臓にかかり続けると、心臓の機能が低下し毛細血管まで血液が十分に回らず障害が起こる心不全になってしまうこともあります。

 

こんな生活習慣ありませんか? 危険な生活習慣

このような危険な病気に発展してしまう高血圧ですが、生活習慣病というだけあって生活習慣が大きく関わってきます。

以下のような生活習慣が続くと高血圧となってしまう危険性が高くなるので注意が必要です。

 

喫煙していませんか?

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40代女性の喫煙率は約15%で7人いたら1人は喫煙者という計算になりますので、自分たちにはあまり関係がない話だということにはなりません。

更に煙草の喫煙は自分が吸っていなくともそばで吸っている人の煙を吸いこむ「副流煙」は、実際に煙草を吸っている人よりも有害な煙を吸いこむ事になる為自分が吸っていないからと言って害がないとも限りません。

むしろ夫の喫煙が妻の肺がんリスクを高めるということは世界中で報告されていることですので、注意が必要です。

 

タバコと聞いて喫煙者の中には「今は肺がんじゃなくて高血圧の話だろう!」という思いを持つ方も多いと思いますが、タバコは血圧にも関係しています。

タバコの煙に含まれるニコチンという成分は、副腎を刺激しホルモン分泌を促し、交感神経を興奮させることで血圧を上げます。

更に長期間の喫煙は悪玉コレステロールの増加、善玉コレステロールの減少を誘発し動脈硬化を促進しこのことでも高血圧の原因となるのです。

 

飲酒量が多くなっていませんか?

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酒は百薬の長と言いますが、それは適度な量の飲酒を適度な頻度で行った場合です。

処方薬を医師の処方どおり服薬すれば症状の改善が出来ても過剰に摂取してしまった結果副作用で命の危機になってしまうことがあるように、何事もほどほどでなければならないのです。

飲酒した段階ではアルコールは逆に血圧を下げ、脈拍を上げる効果があります。

しかし1989年に発表されたデータにより、アルコール摂取量が多くなればなるほど血圧が高くなることが発表されているのです。

 

塩気を求めすぎていませんか?

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塩気の強いものはお酒が進みますし、ごはんも進むので濃い味を好む人は多いでしょう。

塩分を多く摂取すると血中の塩分濃度が濃くなります。

野菜等に塩を振って漬け込むと野菜の水分が塩の濃度を下げようと外に出て漬物となるのはご存知だと思いますが、血中の塩分濃度が高くなると同じようなことが体内で発生し、体中の水分が血液中に流れ込みます。

こうして血液の総量が多くなるとその血液を体中に巡らせるために血圧を上昇させてしまいます。

 

ストレスを強く感じる生活を送っていませんか?

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ストレスを感じると交感神経が活性化しアドレナリンが大量に分泌されるので興奮状態になり、心拍数が増えることで血量が増え血圧が上がります。

親の介護や交友関係等でストレスを感じていない人はほぼいないでしょう。

スポーツをしたり夏や冬の暑い、寒いといった特にストレスは感じないかな?といった状況でも身体はそれをストレスを感じているため、自分はストレスを感じていないと思っている人でもストレスは身体に影響を与えています。

嫌なことがあって感じたストレスを解消する為に暴飲暴食をした結果身体にストレスが溜まるということもあります。

 

最近運動不足となっていませんか?

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高血圧の原因のひとつに肥満が挙げられます。

肥満により中性脂肪が多くなると動脈硬化を促進してしまう為です。

最近運動はしていないけど食事は昔と変わらない…という場合には体重は増えやすくなってしまいますので、注意が必要です。

 

高血圧を予防する生活習慣は?

ストレスを溜め込まない

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普段の生活でストレスを受けないように生活することは不可能ですが、溜め込み過ぎないようにすることも重要です。

あまり悪い方向に考え続けてしまうと余計にストレスを感じてしまう事になりますし、マイナス思考が癖になると抜け出しにくくなってしまいます。

マイナス思考になりそうであれば気分転換に外出したり家族や友人等信頼できる人物に迷わず相談をしたり不平不満を聴いてもらいましょう。

話を聞いてもらうだけでも心は軽くなりますし、心の整理にもなります。

気分転換に外出したり趣味に没頭するのも効果的ですが、食べると心が落ち着くからと暴飲暴食をしてしまうと精神的なストレスは軽くなっても身体的なストレスがかかってしまうので、注意しましょう。

 

あまりはしゃぎ過ぎない

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野球中継やオリンピック中継等の観戦が趣味の人は、自分が応援している選手やチームの試合を観戦する際白熱した応援をする傾向にあります。

白熱してくると血圧は上がってきますし、試合で勝てたときには有頂天になることで、負けた場合その悔しさでどちらにしても更に血圧は上がってきてしまいます。

 

長距離移動はラッシュ時を避けて公共交通機関の利用が望ましい

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自動車の運転は周囲の把握等で自分でも気付かない内に神経をすり減らし緊張状態が続きます。

交感神経の働きが活発になり興奮しやすくもなるので、短気でない人でも血圧は上昇します。

長距離移動はこの緊張状態が続きますし、渋滞やマナーの悪い運転や歩行者と出くわしてしまうと更に血圧が上がります。

通勤・通学では電車等の交通機関でも満員ですし詰め状態に巻き込まれればストレスで血圧は上昇してしまいますが、旅行等の際にはピーク時を避けて新幹線や飛行機の旅を満喫した方が血圧には良いようです。

 

規則正しい食生活

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外食等が多くなると難しいですが、やはり塩分を控えることが重要になります。

外で食べる際はどこも味を優先して塩分量が多くなりがちですので、自宅では出汁を活用する等調理法を工夫した減塩をすることが重要となります。

減塩をしても大量に食べるとその分塩分量は増えますし、減塩していなければなおさら塩分の過剰摂取となってしまいますので、暴飲暴食は控えて腹八分目を心がけると良いでしょう。

健康であれば塩分は1日7g未満が推奨されていますので、健康であるうちから7g未満を目指して減塩に挑戦すると良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

軽く見られがちな高血圧の恐ろしさとそれを誘発する生活習慣、改善、予防する生活習慣を紹介しました。

車の運転は避けられない人が多いでしょうが、混み合う時間帯で運転するのとそうでない時間帯に運転するのでは大きく違いますので、少し気をつけて計画を立てるといいでしょう。

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