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更年期障害は憂うつではない! 新しい自分に変わる事を楽しもう!

 2017/01/06 更年期障害 この記事は約 15 分で読めます。 387 Views

「急に心臓がバクバクしだして、喉が締め付けられているような感覚が出てきた…」
「玉のような汗をかくこともあるし、突然『何かしなければいけないのでは』と焦燥感が出てくることが…」
「急にめまいや動悸が出てくるので、体調不良でのドタキャンが出来ない約束をすることが怖くなった…」

更年期障害になると、程度に個人差はありますがこのような症状が出てきます。

この症状自体も辛いのですが、更年期障害というとお年寄りへの第一歩というイメージがありますから、その点でも辛くなってきます。

更年期障害自体はホルモンバランスが落ち着けば症状がなくなってくるので、「我慢できるまでは我慢しよう」と病院へ通うことなく、治療をせずに済ませようとする人も多くいらっしゃいます。

しかし更年期障害で女性ホルモン(エストロゲン)が低下することと、骨粗しょう症や動脈硬化には重要なつながりがあります。

 

その為更年期障害の治療によっては、これら動脈硬化や骨粗しょう症の予防になるとも言われています。

そこで今回は、更年期障害とはそもそも何か、更年期障害の治療方法についてを紹介します。

更年期障害は新しい自分へと生まれ変わる上で避けては通れないステップです。

この期間を「嫌だなぁ」と過ごすのではなく、サナギが美しい蝶に成長するステップとして、楽しみながら過ごせるように、どのような治療法、対処法があるのかは知っておくといいでしょう。

 

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更年期障害って、結局何なの?

更年期障害=ホルモンバランスの乱れ

というのはなんとなく分かっている人は多いと思いますが、何故歳を重ねて40代、50代になるとホルモンバランスが乱れるかまで知っている人は少ないのではないでしょうか。

40~50代になると、卵巣に蓄えられてきた卵子の元となる細胞(原始卵胞)が底をついてしまうのです。

男性の場合、精子は年齢に関係なく作られ続けることが出来るのですが、女性の場合は生まれたときに卵巣に蓄えられた卵子の元となる細胞は増えることがないのです。

 

卵子の元となる細胞が底をつきた、少なくなった卵巣はだんだんと機能が低下していってしまうので、結果的に女性ホルモンが少なくなってきてしまうのです。

しかし身体の司令部である脳からすれば女性ホルモンが少なくなるのは困ってしまうので、「女性ホルモンを分泌して!」と女性ホルモンの分泌を促すホルモン(卵胞刺激ホルモン《FSH》)を、脳の脳下垂体という所がどんどん出して催促してきます。

この催促のホルモンの過剰分泌が、自律神経にも影響を与えてしまうことで、更年期障害の症状が出てきます。

 

借金の催促をする脳下垂体金融の借金取り(FSH)が留守中の卵巣さん宅に催促をし続けた結果、おとなりに住んでいる自律神経さんがその騒音でノイローゼになってしまうようなイメージでしょうか。

 

女性ホルモンはそんなに重要なの?

女性ホルモンというと女性らしさに関わるのかなぁとなんとなく思いはしても、実際にどのような働きをしているのかはわからない人が多いと思います。

実際に女性ホルモンには、女性特有の丸みのある体型を作り出し、生理周期や妊娠などのコントロールする働きを持っているので、女性らしさに関わっています。

他にも髪の美しさ、肌のはりツヤを保ったり、代謝を助けたり食欲を抑制させる効果もあるので、女性の美しさに関わるホルモンであることは間違いがありません。

しかし女性ホルモンの効果はそれだけではありません。

骨密度の維持や関節の健康維持、血管や脳神経の若々しさを保つ効果も、女性ホルモンにはあるのです。

その為更年期を過ぎた女性は代謝が悪くなり太りやすくなる、肌などが老化しやすくなるだけではなく、動脈硬化や骨粗しょう症、認知症のリスクが高くなってしまいます。

更年期障害が落ち着き閉経した後は、女性ホルモンはほぼ分泌されなくなってしまうので、食生活や運動などの生活習慣を見直したりと、健康管理に気を使う必要が出てきます。

 

更年期障害の症状ってどんなの?

ここまでで更年期障害になってしまう理由、女性ホルモンの重要性を紹介してきました。

そこで次に、更年期障害の具体的な症状を紹介します。

更年期障害は自律神経の乱れが原因の自律神経失調症状などの実際に身体にでてくる症状と、精神的な面ででてくる症状があります。

身体にでてくる症状
・月経周期の乱れ(生理の乱れ)
・不正出血
・寝ても疲れがとれずに身体がだるい
・疲れやすくなる
・身体の火照り・のぼせ(ホットフラッシュ)
・多汗
・手足の冷え
・肩こり・腰痛
・尿漏れなどの尿トラブル
・めまい・立ちくらみ
・耳鳴り
・動悸・息切れ
・手足がしびれる
・関節痛
・身体のかゆみ
・肌や目、口など身体の乾燥
・頭痛・めまい

精神的な面ででてくる症状
・イライラ
・不眠
・不安感
・うつ
・気分の落ち込み

 

「頭皮が熱をもっていて、気持ち悪くて帽子が長時間かぶってられなくなった」
「急に身体がほてってくるし頭も痛くなるしで、どうすればいいのかわからなくなってイライラしてくる」

といったような、ホットフラッシュなどの身体にでてくる症状がメインで出てくる人もいれば、身体、精神両方の症状がでてきて悩む人もいます。

逆に

「友達は辛そうにしているけど、私は汗を少しかくくらいでそこまで辛くない」
「友達みんな更年期障害の症状がでているのに、なんで私はまだなんだろう…」

というような、症状が軽い、又は更年期障害が遅くまだ来ていないというような人もいます。

 

生きていれば更年期障害は必ず起こるものなので、もしも私は更年期障害にならなかったという80歳の方がいらした場合、それはただ単に更年期障害の症状が軽くて、本人が自覚しないままであっただけとなります。

もしもそのような「自覚症状が軽い、ほとんどない」場合では、産婦人科に受診しない人がほとんどでしょう。

実際、そこまで症状が酷くなければ受診する必要はありません。

とはいえこれは更年期障害の症状での受診のことで、健康管理のための定期的な受診は続けた方が良いようです。

今の内からかかりつけの婦人科医を見つけておくことで、今後身体の不調を何でも相談出来るようになります。

更年期を過ぎると骨密度の低下や血管の老化が早まってしまうので、同じ病院を受診し骨粗しょう症や動脈硬化の予兆を発見しやすくすることも出来ます。

 

どんな治療方法があるの?

現在婦人科に受診し更年期障害の治療を受ける場合、漢方療法HRT療法(ホルモン補充療法)の2つの治療方法が主流となっています。

 

HRT療法とは

HRT療法は日本では普及していないのであまり聞きなれませんが、欧米諸国などではポピュラーな治療方法です。

更年期障害は女性ホルモンの減少が原因ですので、そのホルモンを補充してあげれば、症状が改善されるのです。

とはいえ若い頃と同じ女性ホルモンの量にするわけではありません。

更年期障害での女性ホルモンの減少は非常に急激で、ジェットコースターでいえば富士急ハイランドの「FUJIYAMA」に勝るとも劣らぬ勢いがあります。

その「FUJIYAMA」クラスの急激な落差を浅草花やしきの「ローラーコースター」や、公園のすべり台レベルにするのが、HRT療法なのです。

 

ホットフラッシュや動悸・息切れ、頭痛などの身体にでてくる症状、イライラやうつ、落ち込みといった精神面ででてくる症状に効果のある方法であり、骨密度の低下も抑えられ、肌の質も維持できるといったような、「更年期障害の特効薬」と言っても過言ではありません。

これ以外に副作用としては、むくみなどがごくまれにでてくることがあるようです。

費用についても貼り薬、塗り薬などであれば保険適用が可能で、「庶民では手が出ない療法」というわけでもありません。

 

にもかかわらずHRT療法が日本で普及しない理由としては

「ホルモンを補充するなんて、不自然だ」
「どこかでホルモンを補充するとガンのリスクが増えるとかなんとか…」

というものがあるようです。

先ほども書いた通り、ホルモンを補充するといっても若い子のレベルまで補充するのではなく、あくまでも女性ホルモンの減少を緩やかにするための補充です。

その為美魔女の方々のように不自然な若さを保つわけではなく、一度投与し始めたらずっと投与し続けなければ行けないというものでもありません。

 

モルモン補充がガンリスクを高めるという話は、一昔前にテレビで報道されたものです。

確かにHRT療法を長期間続けると乳がんになるリスクがわずかに出てくるようです。

しかしこの長期間というのはかなり長い期間で、少なくとも5年以内であれば乳がんのリスクは無く、7年以内でもリスクがあるとは明言できないレベルのようです。

また、HRT療法では女性ホルモンだけでなく、黄体ホルモンというものも併用して投与します。

この黄体ホルモンというものは子宮体ガンの予防に使われるもので、乳がんのリスクも軽減させる効果もあります。

それを考えると、HRT療法を受けた方がガンのリスクは低いのかもしれませんね。

 

HRT療法はすぐに受けられるわけではない

ここまでの話で「そんなに効果があるなら私もやってみたい!」と思うかもしれません。

しかし、今すぐ病院に行って「HRTの薬を下さい!」と言っても、残念ながら処方はしてもらえません。

逆に、「いいですよ」とすぐに処方してくるお医者さんであれば質の悪い医者である可能性が非常に高いので、今後関わらない方がいいでしょう。

また、HRT療法にはホルモンを注射する方法もあり、これは保険適用外となっています。

事前にその病院で行っているHRT療法が保険適用か、自費診療なのかを確認しなければ、費用が高くついてしまう危険性もあるので注意が必要です。

 

HRT療法は全ての人が受けられるわけではなく

・子宮体ガンや乳がんの疑い・治療したことがある
・何らかのガン(子宮体ガン・乳がん含む)の治療中
・脳梗塞など塞栓症や血栓症にかかったことがある
・原因がわからない不正出血がある
・重度の肝臓疾患がある

といったような人は、HRT療法を利用することは出来ません。

 

その為HRT療法を利用する為には、事前に問診や検査をして、HRT療法が利用できるかを確認します。

またHRT療法実施中も定期的に検査をし、むくみなどまれに発生する副作用(マイナートラブル)が出ていないか、症状はしっかりと改善しているかを経過観察していきます。

このように検査で経過観察をする必要性があるので、更年期外来などの更年期障害を専門に扱う科のある病院を選んだ方が、安心できます。

お薬や診察代などの費用については、保険適用であれば1ヶ月で2,000円前後とそこまで高くないので、安心して受診することが出来ますね。

 

漢方療法とは

漢方療法はその名の通り漢方薬によって症状を抑えるもので、昔から処方されてきました。

加味逍遥散(かみしょうようさん)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

実際に処方されるのは上の3種類が多いです。

なんとも難しく覚えにくい名前のお薬ですが、これらは市販もされているので、ドラッグストアなどで買い物をする際に探してみるのもいいでしょう。

「市販されているなら、病院で処方してもらわなくてもいいかな」

と思うかもしれませんが、万全を期すならやはり病院で処方してもらった方がいいでしょう。

 

その理由としては

  • 市販薬よりも処方薬の方が効果は高く、保険適用のため安い
  • 症状に対してどの漢方薬がいいのかが素人ではわかりにくい
  • 漢方薬は飲み方によって効果が大きく変わる

ということが挙げられます。

どの市販薬と処方薬を比べても同じですが、ほとんどの場合有効成分は処方薬の方が多いです。

これは患者の症状で医師が判断する処方薬よりも、自己判断で選ぶ市販薬の方が間違えてしまう確率が高いからです。

処方薬レベルの強い薬を素人判断で選ぶのは、素人がさばいたふぐを食べるようなもので、最悪の場合死んでしまいます。

また、市販薬は店頭価格ですが、処方される漢方薬は保険適用が出来るのでドラッグストアで買うよりも安く済みます。

 

漢方薬を飲んでいて「これが効いている気がしない…」「私にはこの漢方薬は合っていないのではないか?」と感じて飲むのを止めてしまった…という経験はありませんか?

私も胃腸の調子が弱いと感じたときに六君子湯(りっくんしとう)という漢方薬を処方してもらいました。

しかしその漢方薬を飲んでいても効果がなく、私にはこの漢方薬は合っていないんじゃないか?と感じて変えてもらえないか相談したところ、そもそも私の飲み方が間違えているということが分かったのです。

漢方薬は基本的に胃に食べ物がない状態で飲むようになっています。

その為食前(食事の30~60分前)や食間(食後2~3時間後の食事と食事の間)に飲む必要があるのですが、私は、薬は胃に食べ物が入っているときの方が効きやすいという先入観から食前の意味を「食事を食べ始める直前」と勘違いしていたのです。

その後改めて同じ漢方薬を飲み始めると、今度は効果を感じるようになりました。

 

漢方薬は普段処方される薬とは飲み方が違うので、私のような間違った薬の飲み方をしている人は多いようですね。

ドラッグストアで買っていると、そのような飲み方の勘違いを正してくれる機会は少ない(薬剤師さんに注意されることもあるとは思います)ので、せっかく効果のある漢方薬なのに自分には合わないとすぐに飲むのを止めてしまう人が多いのです。

このように自分にあった効果の高い薬が安く飲めるということで、市販薬を買うよりも病院で漢方薬を処方してもらうことがいいのです。

 

HRT療法と漢方療法は併用できる

このように、更年期障害には減少する女性ホルモンを補うHRT療法と、漢方薬を使う漢方療法がありますが、このどちらかしか選べないという訳ではありません。

漢方に詳しい婦人科の先生であれば、重い更年期障害にHRT療法と漢方療法を併用するということもやってくれるかもしれません。

とはいえ市販の漢方薬とHRT療法を併用する場合は、事前に相談をするようにしましょう。

自分で選んだ漢方薬よりも適切で安い漢方薬を処方してもらえるかもしれませんし、事前に報告していれば何か副作用が出てきた場合に原因の特定がしやすくなります。

 

更年期障害と思っても別の病気のことも?

  1. 「最近眠れなかったりだるかったりでイライラするし、汗をかくようになってきた、これが更年期障害か…」
  2. 「最近生理が不規則になって出血も…」

汗をかいたりイライラしたり、生理不順というのは更年期障害の代表的な症状なので、40代でこの症状が出ると更年期障害と思ってしまいますよね。

しかし自己判断で更年期障害と決めつけてしまうと、別の病気であった場合に大変なことになってしまうこともあります。

 

1.のパターンですと、バセドウ病という甲状腺の病気である可能性もあります。

これは甲状腺ホルモンというものが喉のところにある甲状腺から過剰に分泌されてしまう病気です。

甲状腺ホルモンは代謝に関わっているので、代謝によるエネルギー消費が激しくなり、特に運動も食事制限もしていないのに体重が減ってきます。

これだけで済めばダイエットにもなって良いような気もしますが、イライラしたりダルく感じたりといった精神的な症状や、動悸・息切れ、発汗といった症状が出てきます。

身体が常に走り続けているときのような状態になっているので、放っておくと心不全や不整脈といった心臓病の原因となってしまいます。

 

2.の場合ですと、子宮がんである可能性もあります。

子宮がんは全体的な数は少ないですが、40代から急激に患者数が増えています。

その原因は子宮の閉経です。

子宮体ガンは子宮内膜で出来るがんなのですが、月経で子宮内膜が定期的に剥がれ落ちているときは、もしもがん細胞が増えていたとしてもほとんど問題になりません。

しかし閉経して月経がなくなると子宮内膜はそのままになってしまいますので、もしもがん細胞ができてしまうとそのまま増殖してしまうのです。

 

これらのケースの場合、例え産婦人科でHRT療法を行ったとしても症状は改善されませんが、子宮がんについては事前検査をしますし、甲状腺の異常であった場合も血液検査などで判断が出来ます。

もしも最初の症状は本当に更年期障害で、その後甲状腺などの異常が出てきた場合にも、定期的な検査をしている以上早期発見が可能となります。

人によっては逆に、腰痛や不眠症、むくみなどの症状を更年期障害以外の怖い病気だと考えて、整形外科や心療内科、内科などを渡り歩いた結果、最後にたどり着いた婦人科でHRT療法を試した結果全ての症状が改善されたというケースもあります。

 

「私は怖い病気になっている!原因も特定できないこんな病院に通っていては殺されちゃう!」と、自分がこうだと決めた治療を行ってくれない病院にすぐ見切りをつけて、色々な病院を渡り歩くことを、ショッピングモールで色々な店を渡り歩く様子に例えてドクターショッピングと呼ぶことがあります。

どんな名医でも初診で全ての原因を突き止められるものではありませんし、様子見として処方される薬も似たようなものであることがほとんどです。

その為初診料や薬の代金などで無駄な出費がかさみ、時間だけが過ぎてゆく…

といったことになりかねないので、私たちの年代であれば「とりあえず婦人科」というビールを注文する夫のように婦人科に行ってみて、様子をみる方が良いでしょう。

 

更年期障害であれば婦人科で正解ですし、違った場合でも、更年期障害に詳しい先生であれば「更年期障害と間違えやすい病気」にも詳しいので、その後どうすれば良いのかの相談に乗ってくれます。

 

まとめ

更年期障害というと老化のイメージが強く、憂うつに感じてしまいがちですが、第二の人生に向け自分が生まれ変わると考えれば、そのイメージは薄れませんか?

人生の折り返し地点を超えた第二の人生を素敵に、若々しく過ごすためには更年期は避けては通れません。

更年期障害で辛いそのときにこそポジティブに物事を考え、適切な治療で40代50代を楽しく過ごして60代を迎えたいですよね。

イライラしたり痛かったりといった更年期障害の症状を我慢しようと考えてしまうと、ただでさえイライラしがちなのに更にまいってしまいます。

60代を過ぎた後の健康のためにもなるので、辛い症状を我慢するのではなく、更年期障害の治療で元気に更年期を過ごしたいものです。

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