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更年期障害についての噂は本当か? 9つの噂の嘘・本当

更年期障害 この記事は約 10 分で読めます。 405 Views

40代になると友達に更年期障害の症状が出ている人がいたり、「あれ?これってもしかして…」と思う症状が出てきたりもするでしょう。

そうしたときに色々と調べてこのサイトにたどり着いたと思いますが、その際に色々と不安になるような情報が出てきませんでしたか?

最近は更年期障害になる年代が若くなってきているだとか、母が更年期障害で苦しんでいると自分も同じくらい苦しむことになるとか、更年期障害を病院で治療すると乳がんになるとか…

かと思えば恋をすれば更年期の症状はなくなる!などの「ほんとかなぁ…」と思ってしまうような情報も見つかります。

そこで今回は、そのような都市伝説ともいえるような更年期障害の噂を9つ厳選し、それが本当か、はたまた嘘かを紹介して行きます。

 

「最近体が火照って玉のような汗をかくようになってきた…」
「イライラして旦那に当たることが多くなってきちゃった…」
「母が更年期障害で凄く辛そうにしていて、自分も同じような辛さなのか心配…」

といったような、更年期障害かな?と思う症状に気がついた、まだ更年期の症状は出ていないけど、噂どおりなら自分も辛いかも…と不安に感じた場合、読んでみて下さい。

 

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噂1:最近は20代30代でも更年期障害になる女性が多い

結論:嘘

更年期障害は40~50代の女性が閉経によって卵巣の機能が低下し、女性ホルモンが急激に減少することで起きる症状です。

近年20代~30代の若い女性でもこの更年期障害と同じような症状が出ることが多く、「プレ更年期障害」「若年性更年期障害」と呼ばれています。

しかしこれは更年期障害と同じような症状が出ている事から、マスコミなどが命名したもので、正式な医学用語ではありません。

この若年性更年期障害では卵巣の機能が老化により低下しているのではなく、生活習慣が乱れていることや、ストレス社会の荒波にもまれることでストレスが溜まり、自律神経が乱れてしまうことが原因であることがほとんどです。

その為生活習慣が改善したりストレス解消、カウンセリングを受けたりすれば治ることがほとんどで、実際に閉経が近づいているわけではありません。

中には40代未満で閉経してしまう「早発閉経」という場合もありますが、このようなケースは女性全体で1%程度のレア中のレアケースです。

似た症状でも根本的に原因が違うので、若くして更年期障害になっているとは言えません。

 

噂2:自分の更年期障害が重いか軽いかは、母がどうだったかで決まる

結論:まだわからない

更年期の症状について、遺伝子が関係しているかはまだ解明されていません。

その為遺伝的な視点から結論をだすことは出来ませんが、ストレスを感じやすい性格であったり、甘いものが大好きであったりと、ホルモンバランスに関係する生活習慣や性格がその当時の母親の生活習慣と、現在の自分の生活習慣が似ているのであれば、似た症状になる可能性は否定できません。

実際には生活環境や性格などが親と全く同じという人はあまりいませんので、自分の母が更年期のときに重い症状で苦しんでいたからといって「私もああなるのかぁ…」と恐れる必要はありません。

現在は更年期障害の症状を和らげると言われている生活習慣もありますし、病院に行けば効果的な治療も受けられます。

 

噂3:子宮筋腫や子宮内膜症になると、更年期障害は重くなる

結論:必ずしもそうとは限らない

子宮筋腫や子宮内膜症は卵巣機能が高い人が発症することが多いです。

卵巣機能が高ければ閉経は遅い傾向にありますし、女性ホルモンの分泌量が高ければ、閉経によって女性ホルモンが急激に減少していくときの落差が大きくなりやすくなります。

女性ホルモン減少の落差が激しい方が更年期の症状は重くなるとも言われていますので、子宮筋腫や子宮内膜症と更年期障害の重さが関係しているというのも可能性としてはあります。

ちょっとした段差をジャンプでおりるのと、1~2mの高さからジャンプでおりるのでは着地したときの痛さが違うようなものでしょうか。

とはいえ更年期の症状は女性ホルモン以外にも食生活やストレス等の生活環境も関係していると言われていますので、子宮筋腫や子宮内膜症になったことがある人が必ずしも更年期障害が重くなるともいえません。

 

噂4:閉経後はそれ以前より太りやすい

結論:本当

女性ホルモンには代謝を助ける働きもあるので、女性ホルモンがほとんど分泌されなくなる閉経後はその分基礎代謝が落ちてしまいます。

また実は月経はかなりエネルギーを消費するので、この分のエネルギー消費がなくなってしまうのも大きいです。

更にこのようなエネルギー消費量が減っているのに、女性ホルモンの減少により内臓脂肪がつきやすい体質になってしまうのです。

その為今までと同じような生活習慣を続けていると、ただでさえエネルギー消費が少なくなっているのでエネルギーを消費し切れなくなっているのに、その残ったエネルギーを効率よく内臓脂肪になってしまうのです。

 

つまり、閉経後は太りやすくなるというのは、言い訳でもなんでもなく、事実なのです。

太りはじめてから太りにくい生活習慣に改めても、それとは別に痩せるためのダイエットをしなければ今のあなたの体型を維持することは出来ません。

なので、太る前から太りにくい生活習慣に改めることが、現在の体型を維持するためには重要となります。

炭水化物や脂質などを摂り過ぎないようにし、普段から軽い運動をする習慣をつけるように気をつけて、今から10年後、20年後の健康のために用意しておいた方が良いでしょう。

 

噂5:閉経後は尿もれしやすい体質になるので注意が必要である

結論:本当

人は加齢にともない筋力が低下します。

その際に骨盤低筋という尿道や膣を締める働きのある筋肉も衰えてきます。

その為歳を重ねる毎に尿もれはおきやすくなってしまうのですが、閉経後に症状として出てきやすくなるのです。

普段は我慢できていても、笑ったときや走ったとき、重いものを持とうと力を入れたときなど、お腹に力が入ったときに尿もれしてしまうのは、この骨盤低筋が衰えて、力が入った拍子に膀胱を閉じていられなくなってしまうためにおきてしまいます。

これを腹圧性尿失禁といい、私たちがなりやすいのはこれが原因の尿もれです。

この場合ある程度尿を我慢する習慣を作ると、膀胱を鍛えることができるようです。

 

噂6:更年期を過ぎると膣が潤わずにセックスに痛みを感じ辛くなる

結論:本当

膣の分泌液は女性ホルモンに影響されていますので、閉経後の女性ホルモンが減少した状態では膣が乾燥しやすくなり、性交痛の原因となります。

女性ホルモンを含有した膣剤などを利用する方法もありますので、婦人科に相談すると、解決策が見つかるでしょう。

 

噂7:恋をすると女性ホルモンが分泌されて更年期障害は改善する

結論:嘘だが、改善の可能性はある

恋をしたときに女性ホルモンが分泌されるということはありません。

しかし、恋をしたり、趣味などの楽しいことをすると、副交感神経が刺激されます。

副交感神経は自律神経のひとつで、リラックスしたときや楽しいことがあるときに刺激されるのですが、年齢を重ねる毎にその働きが鈍ってきます。

その結果自律神経のバランスが乱れてしまいがちになり、イライラやうつ、動悸・息切れのような更年期障害に繋がってしまいます。

 

恋をしたり趣味などの楽しいことをすることで副交感神経を刺激することで、自律神経のバランスを整うこともあるので、更年期の症状は改善する可能性はあります。

つまり、恋をしても女性ホルモンが分泌される事はありませんが、更年期症状の改善には効果がある可能性もあるのです。

不倫などはいけないことですが、ジャニーズなどのアイドルにときめいて恋をしたり、いつまでも旦那さんとの恋を続けるといったことは、更年期を楽しく乗り切る大事な要素にもなるのです。

このとき、あまりアイドルにときめきすぎて旦那さんを放置し過ぎると、拗ねられてしまうこともあるので注意しましょう。

 

噂8:市販のサプリメントなどで更年期障害に効くものは存在しない

結論:嘘

更年期の症状には鉄やビタミンBなどの栄養が不足することもかかわってきますので、栄養不足で症状が出ている人の場合、サプリメントで補うことで症状が改善されることは確かにあります。

当然原因が別である人が同じサプリを飲んでも効果はありませんので、誰かから効いた誰かには効くサプリではなく、自分に合ったサプリを選ばなければ意味はあまりないので注意しましょう。

また、サプリメントには主成分の他に酸化防止の為のビタミンEなど、他の成分が含まれていることが多いです。

中にはあまり摂りすぎると過剰摂取の症状が出るものもあるので、複数のサプリメントを飲み合わせるときは、成分全てに目を通して、とり過ぎることがないようにしましょう。

美容目的で販売されることの多いプラセンタ(胎盤エキス)も更年期障害の症状に効果があるといわれており、ヒトプラセンタエキスには厚生労働省に認可された医療用のものもあります。

 

噂9:更年期障害の治療法はがんのリスクが高くなる

結論:よほど長期間続けるということをしなければ問題ない

更年期障害の治療法として主流なのは漢方薬による漢方療法と、女性ホルモンを補充するHRT療法(ホルモン補充療法)があります。

このHRT療法で、一昔前に乳がんのリスクを高めるといった報道がされたことが、この噂の原因です。

ホルモンを外から補充するというと不自然なイメージがありあまり良い印象を受けない人も多いのですが、皮膚科のお薬や糖尿病の薬など、ホルモンを外から補充する治療法は昔から身近に存在します。

そしてこの乳がんのリスクを高めるというものですが、かなり誇張されたものです。

 

確かにHRT療法を長期間続けると乳がんのリスクはわずかに上がります。

しかし「5年間続けてもリスクはなく、7年間続けてもリスクがあるとは言い切れない」とされており、正直更年期障害の治療で問題となることはほとんどないといえます。

私には包丁で指先を少し切ったときに「このままでは失血死してしまう!」と大騒ぎするようなものに感じてしまうレベルで、これを問題とするなら市販薬、処方薬を含めて全ての薬を飲むことは出来なくなってしまうでしょう。

 

更にHRT療法で補充するのは一般的に言われる女性ホルモンであるエストロゲンだけではなく、黄体ホルモンというものも補充します。

この黄体ホルモンも女性ホルモンお一種なのですが、これは子宮がん、乳がんを抑制する効果があるといわれています。

このHRT療法は更年期障害の特効薬ともいわれるほど症状の緩和に効果的なので、欧米では漢方療法よりもポピュラーな治療法です。

HRT療法は女性ホルモンを補充するといっても若い女性と同レベルまで補充するのではなく、急激に減少する女性ホルモンの落差を穏やかにするものです。

 

本来であれば富士急ハイランドのFUJIYAMAのような落差であるところを、花やしきのローラーコースターの落差にするようなイメージなのです。

このHRT療法は簡単にできるというものではなく、事前にHRT療法が行えるかの検査をして、治療中も定期的に診察を受ける必要があります。

その為身体の変調には早く気付くことが出来ますので、「乳がんのリスクが怖いから」といつまでも辛い更年期障害に悩まされるのは、もったいないともいえます。

 

まとめ

更年期障害で疑問や不安になりがちな噂について、解説しました。

実は私は母がそこまで辛そうにしていなかったので、噂で安心してしまっていたのですが、その安心が崩れてかえって不安になってしまいました…

とはいえどちらにせよ通らなければならないものですし、出来れば辛くない方向性で頑張っていきたいので、症状を感じたら婦人科に行ってみようと思いました。

HRT療法は骨粗しょう症の予防になったり肌の老化を抑えられたりもするようなので、保険適用で安くできる状態になったらやってみたいですね。

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