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セルフメディケーション税制とは? 市販薬で税金が安くなるお得な制度

 2016/12/23 ヘルスケア この記事は約 8 分で読めます。 213 Views

平成29年1月1日から、セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)が始まります。

簡単に言ってしまえば対象の医薬品一定金額(12,000円)以上購入した上で、対象の健康維持の為の活動(健康診断やインフルエンザの予防接種など)をした方を対象に所得税・住民税を減税するキャンペーンを、国が行うということです。

コンビニなどでたまに開催している「対象商品を4つ以上購入したら指定商品の割引券がもらえます!」というようなものを、国が医薬品で開催しているようなものです。

一昔前から「セルフメディケーション」という考え方が広まってきました。

セルフメディケーションは「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とWHO(世界保健機関)により定義されています。

 

今回のセルフメディケーション税制もその一環で

「自分の身体は自分で責任持ちなさい、それでかかった薬代が高くなっちゃったら少し減税するから」

ということなのでしょう。

主婦としては、このような控除制度で節税になるなら使いたいですよね?

そこで今回はこの制度を使うための条件、どのくらい安くなるのか注意点はなにかを紹介します。

 

「持病の腰痛で湿布とかを毎日貼っている」

「健康診断の数値が悪くなっているけど、薬の処方されるほどではないと言われてしまっている」

「ここ最近薬剤師の人がいないと買えない薬を買うことが多い」

という方は、セルフメディケーション制度が使えるかもしれないので、読んでみて下さい。

 

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医療費控除とは?

「特例ってことは医療費控除ってものがあるの?」

「医療費控除って何だっけ?」

セルフメディケーション税制は大枠で言うと医療費控除の制度のひとつです。

病院などの医療機関でかかった医療費が10万円以上になると、申請することで所得税、住民税が控除される制度で、控除額はしたの計算式で出します。

医療費総額-10万円-受け取った保険金=対象額
対象額×所得税率=所得税の控除額
対象額×住民税率=住民税の控除額

はい、10万円を超えた分がそのまま控除されるわけではないのです…

具体的な数字を出すと、40代全体の平均年収(564万円)の方が1年間で16万円の医療費がかかったとします。

保険金を受け取っていない場合には、所得税が1万2千円住民税の減税額は6千円となります。

この医療費制度は1年間で10万円以上の医療費というハードルがあるので、正直あまり使うことのない制度でした。

また、医療費控除は「病気になって医療費がかかり過ぎた人」の為の制度で、病気にならないようにお金をかけている人には全く関係のないものでした。

現在国は、健康診断で引っかかったなど病気になる前の段階、風邪などのちょっとした病気に対して、それぞれで何とかして下さいというセルフメディケーションを推進しています。

そこで、医療費控除を病気の予防、ちょっとした病気にも使えるようにしたのがセルフメディケーション税制なのです。

 

セルフメディケーション税制

日本一般用医薬品連合会より

ということで、ちょっとした病気(風邪など)などで対象の医薬品を1年間で1万2千円以上購入した人に対して住民税・所得税の控除が出来るようにしたのが、セルフメディケーション税制です。

「節税になるなら対象の医薬品を買いだめしておこう!」

「対象の医薬品ってなに?」

と節税になるなら気になってくる対象の医薬品ですが、対象となる主なものはスイッチOTC医薬品です。

スイッチOTC医薬品は、昔はお医者さんに処方してもらわないと手に入らなかったお薬が、ドラッグストアで買えるようになったもので、頭痛、整理痛のときに飲むロキソニンSが、スイッチOTCでは有名ですね。

ロキソニンは歯医者さんで抜歯したときや、腰痛などのときに処方されるもので、飲み薬、湿布があります。

ロキソニンは処方薬がそのまま市販薬となったので名前もそのままですが、中には成分だけが医療用のお薬から市販薬になったものもあります。

風邪薬胃腸薬鼻炎のお薬の他にも、肩こり腰痛に効く湿布や水虫のお薬にも、スイッチOTC医薬品はあります。

どれが対象商品なのかわからなくなりますが、対象商品には上図のようなマークが入るので、このマークを目印にすればいいでしょう。

 

セルフメディケーション税制を利用するには条件がある

「スイッチOTCの薬を買えばいいんじゃないの?」

控除額が薬の購入金額なので、お薬を購入していればいいようにも感じてしまいますが、それだけでは医療控除の対象にはなりません。

元々が医療費削減を目的にしているので、風邪などのちょっとした病気で病院に行かないようにするだけでなく、そもそも病気にならないようにしてもらわなければ国としては困ってしまいます。

 

そこで、病気にならないための取り組みをすることも、セルフメディケーション税制を利用するための条件にされています。

「病気にならないための取り組みってなにさ?」

「夏休みの子供のラジオ体操に参加すればいいかな?」

制度の説明どおりの難しい言葉では「健康の維持増進及び疾病の予防への取組」となっている、病気にならないための取り組みは

・健康保険組合や国保が実施している健康診査への参加

・生活保護受給者などを対象にした市町村の健康増進事業としての健康診査

・定期接種やインフルエンザなどの予防接種

・勤務先が実施する事業主健診(定期健康診断)

・メタボ健診(特定健康診査)、特定保険指導

・市町村の実施するガン検診の内、住民サービスとして自治体の予算で実施したものでないもの

があります。

全てを受ける必要は無くどれかひとつを受ければ制度を利用するための条件を満たしたことになります。

 

旦那さんであれば会社の定期健診で満たしたことになりますし、主婦であってもインフルエンザの予防接種を受ける、市町村で行われているガン検診を受けるだけでも、セルフメディケーション税制を利用することが出来ます。

また、セルフメディケーション税制の期間は平成29年1月1日~平成33年12月31日で、この期間に購入した対象のスイッチOTCである必要があります。

もしもロキソニンなどを常備していて、そろそろストックが切れそうだと思っても、ギリギリ持ちそうであれば来年1月まで待つ方が良いかもしれませんね。

 

これについてはあまり気にしなくてもよくなっているはずなのですが、レシートの記載内容についても条件があります。

レシートに

・商品名と、その商品が対象賞医薬品であることが分かるようになっていること(☆やロゴなど)

・金額

・販売店名

・購入日

記載されていることが必要になります。

正直私たちにはどうしようもないことなのですが、1月で制度が始まったばかりだと店の方で変更が出来ていない可能性があります。

そういうときは、手書きの領収書などで必要な情報を書いてもらうなどしなければ、セルフメディケーション税制に含めることが出来ないので、注意が必要です。

 

医療費控除はどちらかを選ばなければいけない

「予防接種も受けてるし、最近骨折して医療費もかかっちゃってるから両方申し込もうかな」

普通の医療費控除とセルフメディケーション税制両方とも条件を満たしていると、どちらも申し込みたくなるのが人情ですが、実はそれは出来ないのです。

そのため医療費控除とセルフメディケーション税制でどちらの減税額が大きいかを考えて、高い方を選ぶ必要があります。

 

セルフメディケーション税制の減税額の計算方法

「実際にどれくらい税金が安くなるの?」

「金額の規模が違うし使えるなら医療費控除の方がいいのかな?」

やはり気になるのは「実際にどれだけ節税ができるか」でしょう。

こちらも通常の医療費控除と同じで、1万2千円以上の購入でその金額が控除になるのではなく、下の計算式で控除額を計算します。

スイッチOTC医薬品購入金額-1万2千円=対象額
対象額×所得税率=所得税の控除額
対象額×住民税率=住民税の控除額

医療費控除のときと同じ、40代全体の平均年収(564万円)で具体的な数字を出してみます。

スイッチOTC医薬品を1年間で6万円購入した場合、所得税の減税額は、所得税の減税額は9,600円住民税の減税額は4,800円となります。

医療費が16万円スイッチOTC医薬品の購入額が6万円の場合、医療費控除では1万8千円セルフメディケーション税制では1万4,400円なので、医療費控除を利用した方が減税額は高いです。

とはいえ医療費が1年で16万円になることは中々ありませんし、病院に行かずに6万円の薬代(と健康診断などの費用)で健康維持が出来るのであれば、最終的な出費は少なくなります。

 

この記事の要約

・平成29年からセルフメディケーション税制が始まる

・対象のスイッチOTC医薬品(処方薬が市販薬として販売されたもの)を年間1万2千円以上購入すると所得税・住民税が減税される

・制度利用には商品購入とレシートの保管以外にも、健康診断など健康維持の活動も必要

・通常の医療費控除と一緒には使えない

・1万2千円以上購入してもその額がそのまま減税されるわけではない

 

まとめ

いかがでしたか?

来年から、これまで病気になってから、10万円以上かかった医療費にしか使えなかった医療費控除が、病気にならないための予防として、1万2千円以上スイッチOTC医薬品を購入すれば使える特例が始まります。

対象のスイッチOTCの中には、健康診断などで中性脂肪の数値が高い人を対象にしたエパデールTや、禁煙を補助するニコレットなども含まれています。

このような、健康診断で自分の悪いところを知って、動脈硬化などを防ぐ為、生活習慣を改善する為のお薬を飲んで税金の控除が使えるというのは嬉しいですね。

私もロキソニンSを常備しているので、来年以降はレシートをしっかり保存しようと思います。

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